健康住宅Lively7認証
近年、ウェルビーイングに人々の関心が高まり、日常の生活シーンにも大きな変化が見え始めています。私たちが人生の多くの時間を過ごしている建物(屋内環境)についても例外ではありません。
建物の中でも、私たちが人生の半分以上の時間を過ごす住宅は、私たちがより健康になる上で重要な位置づけにあります。住宅によるウェルビーイングへの影響はこれまで以上に増大していくと考えられ、社会の要望に応えることが求められています。
住まう人の健康に良い影響を与え得るか、という点が重要視されつつあるなかで、信頼できる明瞭な基準がいま正に求められています。住宅の提供者は、その要望に応え、建物の健康性能にコミットすることで物件の価値をさらに高めることが期待できます。
世界保健機関(WHO)憲章の前文では、「健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態(well-being)にあることをいいます(日本WHO協会:訳)」とされています。
出典:世界保健機関(WHO)憲章とは|公益社団法人日本WHO協会
※2015年 国民生活時間調査報告書(NHK放送文化研究所)
ウェルビーイングへの関心の高まりに対し、住環境はどうあるべきでしょうか?
医学研究の視点から、心身の望ましい状態に影響を及ぼす7つの領域を定義し、それに寄与する住環境の基準を提示するものさしとして、健康住宅 Lively7認証が誕生しました。
本認証を取得することにより、住宅が7つの領域にどのように貢献するかを可視化できます。
本認証を取得している建物は、第三者による公正な評価を得ていると見なすことができ、建物の魅力を高めることが可能となります。
- 環境からではなく、人の心身の状態からの評価
- 理解しやすいユーザーファーストな視点
- 認証手続きの負担を軽減
- 第三者性と公平性による認証
- 科学的なエビデンスに基づく専門家の知見を踏まえた認証項目
本認証を取得することにより、下記を後押しすることが期待できます。
※本認証は、居住者の疾病が治癒したりすることを保証するものではありません。
本認証を用いて審査された物件は、7つの領域によるものさしで評価することができます。レーダーチャートにより可視化された結果を、住宅の購入者に向けて発信することも可能となり、住宅選びの強力な一助となることが期待できます。
※本認証は、居住者の疾病が治癒したりすることを保証するものではありません。
山下PMCが事業主として、理化学研究所の研究者など有識者から構成される委員会を組織し、認証プログラムを開発しました。
住宅を開発するディベロッパー様やハウスメーカー様からの依頼により、山下PMCが認証業務を行います。
認証を取得した企業様は、本認証を取得したことを公表していただくことにより、お客さまに向けて、住宅購入時の安心感、納得感を高めることにご活用いただけます。
委員会メンバー
- 渡辺恭良
(委員長) - 神戸大学大学院 科学技術イノベーション研究科 特命教授/理化学研究所名誉研究員/大阪公立大学健康科学イノベーションセンター創始時所長・顧問/(一社)日本疲労学会理事長/(一社)日本リカバリー協会会長
- 梶本修身
(副委員長) - 東京疲労睡眠クリニック院長/「産官学連携疲労定量化及び抗疲労食薬開発プロジェクト」研究統括責任者/元大阪市立大学医学研究科疲労医学教室特任教授
- 水野 敬
- 神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科 特命教授/大阪公立大学健康科学イノベーションセンター 特任教授・副所長/理化学研究所生命機能科学研究センター 客員主管研究員/(一社)日本疲労学会理事/(一社)日本リカバリー協会副会長/大阪公立大学健康科学イノベーションセンター・子どもウェルネス創出事業化コンソーシアム座長
- 榑林陽一
- 神戸大学大学院医学研究科 地域社会医学・健康科学講座 AI・デジタルヘルス科学分野 特命教授
- 奥 錬太郎
- カルダー・コンサルタンツ・ジャパン株式会社 代表取締役
- 木村文雄
- 一級建築士/山形大学工学部COI研究推進機構 特任教授
認証取得までのプロセス
山下PMCは1997年、日本初のPM(プロジェクトマネジメント)/CM(コンストラクションマネジメント)の専業会社として創業しました。
お客さまのビジョンを実現するために必要な仕組みと施設づくりを支援する「施設参謀」として、お客さまのニーズを把握し、事業戦略と施設戦略を融合させて建築プロジェクトを推進します。
「ビジョンを実現するための仕組みと施設を、お客さまに、社会に。」
山下PMCはこの言葉に私たちの使命と目標を込めています。
※本認証は、居住者の疾病が治癒したりすることを保証するものではありません。